主治医の先生に、手術の記録動画を見せていただき、手術内容のご説明を頂きました。
筆者の場合、AVMは脳の表面だったため、まず表面にあった閉塞したAVMを摘出し、嚢胞を摘出し、嚢胞を作り出していた新生の血管腫のようなものを摘出した後、ファイバースコープで取り残しが無いように十分に確認し、止血を確認したことが、良く分かりました。
患部の切除と摘出はピンセットのような器具で行われていました。
脳は、硬膜、髄膜、くも膜、軟膜などの、何重もの膜で覆われているそうですが、脳をそっと包んでいる、ゼリーのような軟膜に丸い穴を開けて、指で広げて手術をしている様子がよく分かりました。軟膜は、弾力性があって、指を離すと、膜の縮む力で脳を包もうとして穴が小さくなってくるのが映像で分かりました、軟膜は自力でに穴が閉じるため縫合はしないそうです。
硬膜は、現在はゴアテックス製の人工硬膜で縫合するそうです。
動画は早送りで再生して説明していただきましたが、3時間近くの時間をかけて、丁寧に手術をされていることが良く分かりました。
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