2013年8月23日金曜日

3.9 多くの幸運による回復に感謝

 生まれつきと思われるAVMがあり、ジストニア症状で右手が不自由になり、大好きなギターが全く弾けなくなりました。また欝症状に見舞われ、大変精神的に苦しい日々を送らなくてはなりませんでした。そして、ガンマナイフ治療後に脳浮腫ができ、これが、悪化し、血管腫の発生と嚢胞ができるという、17年もの長い経過をたどりました。これは非常に珍しいケースとのことあり、同じ経過をたどった方は少ないとらしいです。これらは、不運としか言いようがありません。

 しかし、多くの幸運に支えられて、現在の自分があることに感謝しなければならないと思っています。

 2013年、現在、普通の人と変わりなく、家族と一緒に日常生活を送ることができています。会社員として仕事ができています。趣味のクラッシックギターはアマチュアとしては十分なレベルで弾けています。自動車の運転もできます。医師から特に生活上の制限は受けていません。

 このようになれたのは、たくさんの好条件に恵まれたからであると思います。
 まず、AVMが発見される33歳まで出血することはありませんでした。出血で初めて発見されて、なくなる方や後遺症が残る方も多いと聞いています。自分は結果的に健康な状態で生活できています。

 ジストニアがきっかけで、神経内科を紹介されAVMは発見されたことです。1996年当時当時CTではAVMは見つかりませんでしたが、1995年当時にMRIが病院に導入されAVMが確実に発見できました。MRIが無ければAVMの発見はされなかったと思います。非常に幸運なタイミングです。

 ガンマナイフは当時まだ健康保険非適用の先進医療でしたが、国内で最も治療実績がある病院が県内にあり、治療を受けることができました。
 ガンマナイフが国内に導入される以前は、海外に渡航して受ける方々もいたと聞いています。

 最終的に脳外科手術を受けることにはなりましたが、患部は脳の表面にあり、主治医の先生は、骨を開ければすぐ届くので、手術はやりやすいとおっしゃっていました。

 結果的には、熟練した主治医の先生のおかげで後遺症が残ることもなく患部の摘出ができました。手術はとてもうまくいったと主治医の先生がおっしゃっていました。

 人間は、運をコントロールすることはできませんが、結果的に幸運に恵まれて、健康的な生活を送れるようになり、これには、心より感謝しなくてはなりません。


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